エントリーシート(es)を書くときに気を付けるポイントって?
エントリーシート(es)って使い回してもいいの?
本記事の内容
今回は「エントリーシート(es)の書き方」について解説します。
あなたは、エントリーシートについて、きちんと理解していますか?
エントリーシートとは、あなたの過去の経験から、あなたの考え方や価値観を見るためのもので、主に書類選考で用いられます。
まあ、簡単に言うと、履歴書のようなものです。
企業にもよりますが、書類選考と筆記試験でおおよそ8割程の就活生が足切りされてしまいます。
残念ながら、書類選考を通過しないと面接にすらたどり着くことができません。
つまり、就活においてエントリーシートの対策は必須と言うことです。
でも安心してください。
本記事を読んでいただければ、エントリーシートの書き方や書く上で気を付けるポイント、あなたが抱えている疑問まで、すべて解決することができますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次(クリックできるよ!)
エントリーシート(es)の書き方
エントリーシートの書き方について解説します。
まずはエントリーシートを書くために必要な用意から見ていきましょう。
書くために必要な用意
エントリーシートを書く前に、用意しておかないといけないものは下記になります。
- ガクチカ
- 自己PR
- 志望動機
- 就活の軸
これら4つを、エントリーシートを書く前に作成しておく必要があります。
正直なところ、これらを書き終えている段階で、エントリーシートはほぼ9割完成しています!
これを読んでくれているあなたは、きっともうすでにこれらを書き終えていますよね!
…一応、書き方の記事を貼っておきますね。笑
企業がみているポイントの理解
ガクチカ・自己PR・志望動機の用意ができたら次に、エントリーシートで企業が見ているポイントを理解していきます。
- 内容が正しく論理的に書かれているか
- 考えや行動が具体的に書かれているか
- きちんとした言葉遣いがされているか
- 極端な余白がないか
- 誤字・脱字がないか
企業は、エントリーシートでこれらのことを見ています。
まず、「内容が正しく論理的」に書かれているかです。
これができていなければ書類選考に通過することはほぼ不可能だと思ってください。
さらに、「考えや行動が具体的」に書かれている必要があります。
なぜそのような考え・行動に至ったのかが、文章から読み取れる必要があります。
ただ、書かなくてもよい余計な文言は切り出さなければなりません。
引用元:https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/knowhow/article/how-to-fill-out-es.html
また、「言葉遣い」にも気を付ける必要があります。
一般的に使われないような難しい専門用語や略語は使わないようにしましょう。
極端な余白があると、「やる気がない」「熱意がない」といった印象を企業に与えてしまい、マイナス評価につながりますので、エントリーシートではできるだけ、余白をなくしてください。
いくら論理的に正しく書こうとしても、文言の切り出しや文章の肉付けなどをしていると、「誤字・脱字」が出てきます。
書き終えたら一度読み返して、きちんとチェックしましょう。
書くときに意識するポイント
用意ができたら、実際にエントリーシートを書くための手順に進んでいきます。
まずは、エントリーシートを書くときに意識するポイントを抑えましょう。
企業の見ているポイントと重複する部分もありますが、以上が、エントリーシートを書くときに意識するポイントになります。
では、意識するポイントの詳細を1つずつ見ていきましょう。
問われていることに正しく答える
話の論点がずれていたり、回答が抽象的であいまいだったりすると、書類選考通過の可能性は皆無です。
あたりまえですが、問われている質問に対して、正しく答えることを意識してください。
簡潔にわかりやすくする
企業は、1日に何十枚、何百枚ものエントリーシートを確認します。
内容を読み取るのが困難なエントリーシートは、企業にとってすごく迷惑です。
最後まで読まれないケースだって稀じゃありません。
エントリーシートを書くときは簡潔にわかりやすく書くことを意識してください。
結論を先に書く
ガクチカや自己PRと同じで、エントリーシートを書くときも、結論から先に述べます。
相手にわかりやすく論理的に伝えるためには、
結論 → 理由 → 具体例 → 結論(再度)
これを意識してください。
定量的なデータ・数字を用いる
定量的なデータ・数字を用いた方が、文章の説得力が増します。
「有休消化率を上昇させました。」 → 「有休消化率を60%上昇させました。」
こちらの方が、結果が明確でわかりやすいですよね。
考えや行動を具体的にする
ガクチカや自己PRと同じで、エントリーシートを書くときも、「考えや行動」が具体的に伝わるように意識してください。
考えや行動が伝わらない抽象的な内容ですと、いくら論理的に書かれていても、書類選考を通過できないので、このポイントはかなり重要です。
誤字・脱字をしない
そもそも、誤字・脱字は論外です。
手書きの場合、修正テープの使用はNGなので、書き直さなくてはなりません。
これって時間の無駄ですよね。
なので、自信のない字はネットや辞書を使い、きちんと調べましょう。
あと、パソコンやスマホでは予測変換を用いることが多いと思いますが、その漢字の意味が適切であるかどうかもきちんと確認してくださいね。
文脈に気を付ける
コピペや切り出し・肉付け等の作業をしていたらよくありがちです。
「私が学生時代に力を注いだことは、大学のサークル活動に力を注ぎました。」
これは文脈的におかしいですよね。
主語と述語の関係や助動詞、接続詞には、気を付けることを意識してください。
一般的に通じない難しい言葉・略語は使わない
先ほども言いましたが、エントリーシートを書くときは、「簡潔にわかりやすく」書くことが求められます。
一般的に通じない難しい言葉や略語を使うことは、「簡潔にわかりやすく」書くことと、相反しますよね。
ガクチカや自己PRを書くときと同じで、一般的に通じない難しい言葉や略語は使わないことを意識しましょう。
話し言葉に気を付ける
エントリーシートを書くときに限らず、何か正式に文章を書くときは、話し言葉ではなく、書き言葉で書いてください。
間違いやすい書き言葉は下記になります。
- すごい → とても、すばらしい、非常に
- ちゃんと → きちんと
- でも → しかし
- じゃない → ではない
- 食べれない → 食べられない
- 考えてます → 考えています
- 御社(おんしゃ) → 貴社(きしゃ)
この他の話し言葉にも、十分に注意することを意識しましょう。
改行ができなければ、記号で見やすくする
Webでエントリーシートを提出する際、企業によっては、記入欄が改行できないケースがあります。
その場合、多くの方は文章を詰めて書いてしまいがちですが、それではかなり見にくくなってしまうため、◇や▽などの記号で段落を整理し、文章を見やすくすることを意識しましょう。
できるだけ余白を作らない
先ほども述べましたが、極端な余白があると、「やる気がない」「熱意がない」といった印象を企業に与えてしまい、マイナス評価につながりますので、エントリーシートではできるだけ、余白をなくすことを意識しましょう。
あいまいな表現は避ける
「努めたいと思います。」や「活かせると思います。」などの、あいまいな表現は避けましょう。
「努めたいと思います。」 → 「努めます。」
「活かせると思います。」 → 「活かします。」
このように、はっきり断言することを意識しましょう。
企業が求める能力・スキルとマッチさせる
これまで多くのポイントを解説しましたが、ここが一番重要です。
あなたがその企業で、どのように活躍できるのかを伝え、どのように活躍してくれるかを、きちんと想像させられるかがカギです。
どれだけ良いエントリーシートを書いていたとしても、ここができていなければ書類選考通過は難しいでしょう。
エントリーシートでアピールする内容は、エントリーする企業が求めている能力・スキルと一致させることを意識しましょう。
多いですが、これらのことをしっかり意識して、エントリーシートを書いてください。
エントリーシートを書く
「企業がみているポイント」「書くときに意識するポイント」を踏まえ、企業の形式にそってエントリーシートを書いていきましょう。
書くといっても、ガクチカ・自己PR・志望動機等は、もうすでに書かれていると思いますので、上記のポイントを抑えて「切り出し」or「肉付け」してください。
それでもやっぱり「よくわからない!」「イメージわかない!」ってあなたは、「キャリアパーク」で内定者のエントリーシートを見てみるのもありですね。
エントリーシート(es)に関するよくある質問
エントリーシートについてのよくある質問をまとめました。
使い回してもいいの?
そのままコピペして使い回すのはNGです。
ただ、コピペした後に、エントリーする企業によって内容を変えるのであれば大丈夫です。
手書きの方がいいの?
手書きが選考に有利というわけではないです。
私はWordやExcelなどを用いたデータ入力をおすすめします。
データ入力の利点はたくさんありますが、なにより、手書きは時間がかかりすぎます。
ガクチカや自己PR、志望動機等は、エントリーする企業に合わせて内容を変えなければなりませんが、学歴や住所などの基本情報は変わらないので、そのままコピペすることができます。
文章の見やすさを考慮しても、圧倒的にデータ入力をおすすめします。
何文字書けばいいの?
文字数の指定が特にない場合、記入欄に余白が残らないように書きましょう。
文字数の指定がある場合、指定された文字数の8割以上は書きましょう。
極端に余白が多いと「やる気がない」「熱意がない」と判断され、マイナス評価を受けてしまいますので、気を付けてください。
記入する電話番号は家庭用?それとも携帯電話?
携帯電話の番号を記載しておきましょう。
なぜなら、企業から電話がかかってきたときに、すぐにあなたが電話に出られるようにするためです。
就活では、あなたの想像している以上に電話がかかってきます。
緊急連絡先として、別の電話番号を書かないといけない場合など、特別なケースを除いては、携帯電話の番号を記入するようにしましょう。
趣味や特技を聞く理由は?
そこからあなたの人柄を知ったり、面接の話のネタにしたりするためです。
評価に影響するものではないので、素直に答えることがベストです。
エントリーシートを送る封筒のサイズと書き方が知りたい
エントリーシートは、一般的にA4サイズなので、封筒は「角型A4」の白色を選び、できるだけ折らないように心掛けてください。
社名を書くときは、その社名が本当にあっているのか、ネットで調べることをおすすめします。
例えば、
「キャノン」× 「キヤノン」〇
知っていましたか?
このように、読みでは「キャ」なのに、書きでは「キヤ」ということもあるので、十分気を付けてください。
ご愛読ありがとうございました。