面接対策ってどうすればいいの?
面接で失敗したくないな…
本記事の内容
今回は「面接対策」について解説します。
「就活と言えば面接」と言っても過言ではないほど、就活において重要になってくる面接ですが、苦手な方や不安に感じている方も多いんじゃないでしょうか。
大丈夫です。
安心してください。
本記事では、みなさん不安に感じているであろう面接について、抑えるべきことから対策、NGポイントまで徹底解説します。
読み終わったあなたはきっと面接マスターですよ!
目次(クリックできるよ!)
面接の基礎知識
面接対策をする前に、まずは面接の基礎知識をつけましょう。
面接とは
面接とは、エントリーシート(ES)の記述内容をもとに、面接官との対話によって、あなたの人柄や能力・スキルをアピールする場です。
内定獲得までの面接の回数と種類
面接の回数や種類は企業によって異なりますが、内定獲得までにおおよそ3回ほど行われます。
- 一次面接 → 個人面接、集団面接、グループディスカッション、プレゼンテーション
- 二次面接 → 個人面接、集団面接
- 最終面接 → 個人面接
上記は大体の目安です。
「書類選考(&適性検査)」→「一次面接(&適性検査)」→「二次面接」→「最終面接」が一般的でしょう。
なかには、「二次面接」がなく「一次面接」のつぎが「最終面接」だったり、 「二次面接」の後に「三次面接」を挟んで「最終面接」だったり、企業によって選考フローは様々です。
私は「二次面接」がなく「一次面接」のつぎが「最終面接」で内定を獲得しました。
2回しか面接がなかったので、入社前は「ちょっと怪しいな。ブラックなのかも。」と思いましたが、入社してみたら全然そんなことはありませんでした。
面接の回数や内容よりも、面接官の態度や人柄の方が、企業の内部体制に直結していますので、「この面接官嫌だな。態度でかいし、何か偉そう。」と思ったら、「ブラック企業なのかも」と疑ってください。
就活生と面接官はあくまで対等の関係ですので、どうしてもおかしいと思ったときは、こっちから願い下げしましょう。
面接の始まる時期と対策を始める時期
面接対策は、できるだけ早い段階で始めましょう。
具体的には、自己分析を行い、ガクチカ・自己PR・志望動機を書き終えたらすぐに面接対策始めてください。
経団連に所属している企業(主に、東証一部に上場している企業や大手の企業)は、公平性を保つために、6月から面接解禁というルールになっていますが、守っていない企業が多いです。
4月や5月に面接を始めている企業は、ざらにあります。
なかには、3月に面接を始めている企業だってあります。
一方、経団連に所属していないベンチャー企業では、6月解禁というルールは存在しないため、3回生の冬(12月、1月、2月)にはすでに、内定を出しているところもあります。
つまりこの場合は、面接を10月や11月頃から始めているということです。
「え、面接始まってる!?てことはもうエントリー締め切ってる!?」とならないように、選考フローの時期・日程はきちんと確認しておいてくださいね。
また、面接という名目でなく、「面談」という形で選考を行っている場合もあります。
「これは面談だよ。面接ではないから選考には関係ないよ。気楽にしてね。」と言い、就活生の緊張を解いてフラットな状態にしつつ、その場で採用・不採用を判断する企業もあるので、面談は、「実質は面接」だと思っておいた方がいいでしょう。
もう一度言いますが、面接対策は後回しにするのではなく、できるだけ早い段階に始めましょう。
具体的には、自己分析を行い、ガクチカ・自己PR・志望動機を書き終えたらすぐに面接対策始めてください。
面接の持ち物
面接で必須になる持ち物は以下の通りです。
- 筆記用具・メモ帳
- A4サイズの入る鞄
- クリアファイル
- 印鑑
- 携帯電話
- 腕時計
- 財布・身分証
- 企業の資料
- エントリーシート・履歴書
- エントリーシート・履歴書のコピー
- ハンカチ・ティッシュ
- 折り畳み傘
これらは最低限用意しておきましょう。
面接官の見ているポイント
面接官は、面接で以下のポイントに着目しています。
- 外見・身だしなみ
- 態度・仕草
- 質問に対する受け答え
- 企業への志望度
- 内面・人柄
- 企業との適性
面接において、「外見・身だしなみ」はとても重要です。
これができていないと、第一印象から悪くなってしまい、その後の評価にも大きく影響してしまいます。
具体的には、「清潔感のない髪型」や「しわしわのシャツ」などです。
あと「ゆるんだネクタイ」も印象良くないですね。
面接は、入室する前から始まっています。
きちんと3回ノックをして、大きな声で「失礼します!」と言っているかどうかを、面接官は見ています。
着席するときや退室するときもそうです。
面接といえば質疑応答による対話ですよね。
まあなんだかんだ、ここが一番重要で、選考の合否に直結します。
面接官からの「質問に対する受け答え」は、端的かつ論理的に述べてください。
「端的かつ論理的」、これが超重要です。
そして、あなたの「外見・身だしなみ」や「態度・仕草」、「質問に対する受け答え」の内容から、「内面・人柄」と「企業との適性」が判断されます。
これらのポイントをきちんと把握して、面接対策をしましょう。
面接のマナー・作法
面接では細かなマナー・作法がきちんとできているかどうかがみられています。
今回は、「入室」・「着席」・「起立」・「退室」の4つの場合について解説します。
基本的にすべて、語前後礼を心がけましょう。
入室
入室するときはまず、ドアを軽く3回ノックしましょう。
室内の面接官から「どうぞ」という言葉が聞こえたら、大きな声で「失礼いたします!」と言い、ドアを開けて入室します。
入室したらドアの方を向いて閉めます。
※絶対にドアの方を向いて閉めてください
ドアを閉めたら、面接官の方を向き、お辞儀をします。
※この時の角度は30°です
着席
お辞儀をしたら、椅子の横まで歩き、面接官から「どうぞご着席ください。」と言われるまで、椅子の横に立って待ちます。
※座る椅子がわからないときは下座に座りましょう
着席するときは「失礼いたします。」と言い、浅いお辞儀をしましょう。
※この時の角度は15°です
着席の前後に大学名と名前を聞かれると思います。
大学名と名前を聞かれたら、「○〇大学□□学部の、△△です。本日はよろしくお願いいたします!」と言い、深くお辞儀をしましょう。
※この時の角度は45°です
座っているときは、椅子に深く腰掛けず、背もたれにもたれないようにしましょう。
背筋を伸ばした顎を引き、男性の場合は、両膝を軽く開いて手は軽く握り膝の上にのせます。
女性の場合は、両膝を閉じて両手を重ねて膝の上にのせます。
起立
面接が終わったら起立して、「本日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございました。」と言い、深いお辞儀をしましょう。
※この時の角度は45°です
退室
起立して深いお辞儀をしたら、ドアの前まで歩きます。
ドアの前まで歩いたら、ドアの前で面接官の方を向いて「失礼いたします。」と言い、お辞儀をします。
※この時の角度は30°です
これらは、ある程度慣れが必要になってきます。
本番で自然とできるように実戦練習から意識しましょう。
質問に対する受け答えで意識すべきポイント
- あくまで対話
- 論理的かつ端的
- 硬くならない
- 笑顔
- 社交性
- 相手の求めている理想の人物像
面接は、あくまで面接官との「対話」です。
絶対に、べらべらと一人で一方的に話さないでください。
これができていない方が非常に多いです。
質問に対する返答は、長くても30秒です。
それ以上話すと、面接官はあなたの話を聞いていません。
1日に何人もの就活生と面接をしている面接官は、あなたの話が長いと疲れてしまいます。
面接官も人間なので話が長いと、態度には出さないかもしれませんが内心では「もうええて…、丸暗記やん…」と思っています。
なので、面接とは面接官との「対話」なんだということをしっかり意識して、「論理的かつ端的に話す」ことを心がけてください。
面接は誰でも緊張します。
もちろん面接官も緊張しています。
初めて会う人と話すのだから当然です。
緊張は伝達してしまうものなので、体ががちがちに「硬くならない」ように心がけましょう。
「笑顔」で話すことにより、あなたの印象が良いものになります。
あなたも誰かと話しているとき、相手が笑顔で話してくれたらうれしいですよね。
面接官も同じです。
話の内容だけでなく、態度・仕草・笑顔であなたの「社交性」をアピールしましょう。
最後に、重要なのは、「相手の求めている理想の人物像」になれるかどうかということです。
企業によって求めている人材は異なります。
ですが、その企業がどんな人材を求めているのかは、企業研究で明らかにしているはずです。
その企業に適した人材だということをいかにアピールできるかが、あなたの合否のカギを握ります。
話の内容・態度・仕草・表情など、様々なチェックポイントで、その企業にマッチしていることをアピールしましょう。
面接対策のやり方
面接対策のやり方について解説します。
基礎知識の学習
まずは「面接の基礎知識」を見て、面接の基礎知識を学習しましょう。
とくに、「a href="#anker1-5">面接官の見ているポイント」や「質問に対する受け答えで意識すべきポイント」、「面接のマナー・作法」は、具体的な面接対策をしていくうえでとても重要なので、必ずチェックしてください。
よくある質問・想定される質問を書き出す
よくある質問として、以下があげられます。
他にも想定できる質問があれば、書き出しておきましょう。
本番の面接で、実際に聞かれて困った内容なども、後から書き足しておきましょう。
書き出した質問の意図を考える
書き出した質問の意図をそれぞれ考えていきます。
自己紹介をしてください。 → 深堀する要素を引き出したい
自己紹介の内容から、あなたを深堀していく要素を引き出します。
なので、ガクチカに関することや、自己PRに関することなど、深堀してほしいことを自己紹介に含めましょう。
自己紹介の例
〇〇大学の△△学部◇◇学科に所属しております。
SHOWと申します。
大学では〇〇を学んでいます。~時間に応じて着色~
学生時代は△△に力を注ぎました。~時間に応じて着色~
長所は◇◇で、〇〇することが得意です。~時間に応じて着色~
本日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
自己PRをしてください。 → アピールの内容がその企業で活用できるかイメージしたい
自己PRの内容が、その企業の求めているものなのか、またその企業で活かせるものなのかをイメージするための質問です。
企業の求めている能力・スキルが発揮できているところをアピールしてください。
学生時代に力を注いだことは何ですか? → 行動のプロセスや人柄を見て、どのように働いてくれるのかイメージするため
学生時代に力を注いだことから、あなたの行動のプロセスや人柄を見るための質問です。
どのような行動をして、そこからどんな学びを得るのかを知ることで、その企業でどのように働いてくれるのかをイメージします。
志望動機は何ですか? → あなたの志望度の高さや熱意を見たい
志望動機から、その企業に対する志望度の高さや熱意を見るための質問です。
企業が採用できる人数というのは、ある程度決まっていて、少なすぎてもだめですし、多すぎてもだめです。
企業側としては、内定を出した学生に断られることを、なるべく避けたいと思っています。
そのために、学生の志望度の高さや熱意を見る必要があります。
志望度の高さや熱意を伝えるため、「その企業でしかできないこと」や「具体的にどんな職種でどんなことがしたいか」などをきちんと述べましょう。
大学で学んでいることについて教えてください。 → 学生の本業である学業についての取り組み方から、仕事への取り組み方をイメージしたい
学業への取り組み方から、仕事への取り組み方をイメージするための質問です。
就活生は学生です。
学生の本業は「学業」です。
「この人は仕事でも真面目にやってくれそうだ!」と面接官に思わせることができるよう、学業への熱意や真面目さをアピールしましょう。
「大学カモじゃん!先輩に貰った過去問があるから勉強しなくてオッケ~。」と思っていたあなたは、大至急、専門分野の勉強してください。
私みたいに後悔しますよ。笑
挫折や失敗した経験について教えてください。 → 仕事でミスしたときの対応や、立ち直り方をイメージしたい
あなたが仕事で何かミスしたとき、どんな対応をするのか、どうやって立ち直るのかをイメージするための質問です。
失敗は誰でも必ずします。
それは仕事においても同じことです。
仕事での失敗は一人で解決できるものではないので、失敗したときの対応というのは非常に重要になります。
「私、失敗しないので」は、ドラマだけの話です。
失敗しても、上手にカバーし、柔軟に対応した経験を話しましょう。
周りと協力して何かを乗り越えた経験はありますか? → あなたの協調性や社会性を見たい
あなたの協調性や社会性を見るための質問です。
企業には、何人もの社員が共に働いています。
企業に属している以上、「全体適性」というものを考えなければなりませんので、周囲とのコミュニケーションをとることや協力すること必要になってきます。
なので、企業側はしっかりと、あなたの社会性や協調性を見る必要があります。
あなただって、社会性や協調性のない人と、わざわざ一緒に仕事をしたいと思いませんよね。
周囲と協力して何かを乗り越えた経験は、たまにエントリーシートに書かされることもあるので、ガクチカや自己PR、志望動機と同じように、前もって準備しておくことをおすすめします。
あなたの長所は何ですか? → 客観的に自己理解ができているかどうか、弊社とマッチしている人材かどうかを見たい
客観的に自己理解ができていて、その長所が企業に適した長所かどうか見るための質問です。
長所は誰にでも必ずあります。
長所を述べるだけでなく、その長所が発揮された具体的なエピソードも用意しておきましょう。
さらにその長所が、企業の求めるものとマッチしているなら◎なので、全力でアピールしましょう。
あなたの短所は何ですか? → 客観的に自己理解ができているかどうか、成長性があるかどうか、弊社にマッチしている人材かどうかを見たい
客観的に自己理解ができているか、その短所を克服しようとする成長性はあるか、そして、その短所が企業に適さない短所でないかどうかを見るための質問です。
長所と同じように、短所がない人は存在しません。
自己分析をしたあなたなら、すでに短所を見つけているはずなので、それを答えましょう。
しかし、ただ短所を答えるだけでなく、それを克服するためにどんな努力をしているのかも答える必要があります。
短所の中でも、それを克服するために、何か努力しているものを選びましょう。
もし万が一、克服しようとした短所がない場合は、克服の方法が思いつく短所を探し、克服のために今から動きましょう。
就職活動の軸は何ですか? → なぜ弊社を選んだのか、あなたの求めるものが提供できるのか、また、きちんと自己分析ができているのかどうかを確認したい
あなたの求めるものが、その企業で提供できるのかどうか、自己分析がきちんとできているのかどうかを確認するための質問です。
企業選びは、就職活動の軸をもとに行っているはずです。
きちんと自己分析をして就職活動の軸を定めていれば、特に問題のない質問です。
弊社の印象を教えてください。 → 弊社への理解度をみたい
その企業への理解度を深めているかどうかを確認するための質問です。
きちんと企業分析をしておけば、対応できるかと思います。
社風や先輩社員の印象など、企業を訪れないとわからないことを話すのも効果的です。
入社後にやりたいことはありますか? → 働く意欲があるかどうかを確認したい
あなたに働く意欲があるのかどうかを確認するための質問です。
入社後にやりたいことをしっかりと考えられている人は、入社後の飛躍的な成長も期待できます。
また、その企業分析にどれだけ時間を費やしたかも判断できます。
転勤は可能ですか? → 労働条件が適しているかを知り、退職のリスクを減らしたい
労働条件が適しているのかを確認し、転勤による退職のリスクを減らすための質問です。
はっきり「大丈夫です。」と答えてください。
断った場合、それだけで不採用になる可能性もあります。
第一志望ですか? → 内定辞退のリスクを避けたい
内定を辞退されてしまうリスクを避けるための質問です。
企業側としては、せっかく内定を出しても断られてしまっては、時間も労力もすべて無駄になってしまうので、なるべく内定辞退は避けたいと考えています。
たとえ第一志望でなくても、「第一志望です。」と答えましょう。
最近気になっているニュースはありますか? → 情報を得ようとする意識があるかのや、社会への関心、価値観を知りたい
社会への関心を持ち、日頃から情報収集していて、どのような価値観を持っているのかを確認するための質問です。
社会人になると、社会に関心を持ち、常に情報収集することが当たり前とされます。
また、ニュースに対してどのような考えを持っているのかを知ることで、その人の人柄や価値観を見ることができます。
ニュースの概要だけでなく、あなたがどう思ったかを答えてください。
就職活動中は、日頃からニュースや新聞を見て情報収集することを心がけましょう。
最後に聞きたいことはありますか? → 企業への興味・関心を持っているか、相互理解にギャップがないかをしりたい
企業への興味・関心をもって、しっかり企業分析を行ったのか、相互の理解にギャップがないかを知るための質問です。
これを聞かれた際には、必ず何かしら質問しましょう。
これが俗に言う、「逆質問」です。
ただ、ホームページを見たらすぐにわかることはNGです。
人事の方に現場の詳細を聞く、現場の方に人事制度の詳細について聞くなどの、相手を困らせてしまうことが分かり切った質問もNGです。
「この人ちゃんと弊社のついて調べたのかな?」「本当に内に来たいと思ってる?」と思われ、志望度を疑われるような質問はしないように注意してください。
どうしても質問したいことがない場合は、「入社までに勉強しておいた方が良いことはありますか?」と質問しましょう。
超万能ですが、できれば面接中に気になったことや疑問を抱いたことについて聞くことをおすすめします。
自分を動物に例えると何ですか?動物とその理由を教えてください。 → 緊張をほぐすと同時に、自分を客観視できているかを知りたい。
あなたの緊張をほぐすことと、自分を客観視できているか確認するための質問です。
あなたの性格や長所を特徴に持った動物を選んで答えましょう。
例えば、物事を俯瞰してみることができるなら「鷹」のような感じです。
もちろん「鷹です。」のみではなく、「鷹です。なぜなら、私は物事を俯瞰して考えることが・・・」という風に、理由もきちんと答えましょう。
その特徴を活かす、入社後のビジョンまで答えられれば◎です。
あなたのイメージカラーとその理由を教えてください。 → 自分を客観視できているかどうかや、論理的に話せるかを見たい。
自分を客観視できていて、それを論理的に話せるかどうかを見るための質問です。
あなたの長所から連想されるイメージカラーと、その理由も答えましょう。
地道に努力できる → 地道に成長する → 植物 → 緑
みたいな感じでイメージカラーを連想して、あとはその長所をアピールしてください。
質問に答える
質問を書き出し、意図を理解したら、その質問に答えていきましょう。
質問の意図さえ理解して、それに対して「端的かつ論理的」に答えていれば、どのように答えても構いません。
準備ができたら実践練習
面接の基礎学習をして、質問への回答を想定したら、最後は実践です!
実戦練習の方法として、以下があげられます。
- 友人に手伝ってもらう
- 先輩・後輩に手伝ってもらう
- 先生に手伝ってもらう
- 親に手伝ってもらう
- キャリアアドバイザーに手伝ってもらう
このくらいですかね。
友人や先輩、先生や親など、周りの人に手伝ってもらいましょう。
私が個人的におすすめなのは、「キャリアアドバイザーに手伝ってもらう」です。
実際にやってみるとわかると思いますが、実戦練習ってなかなか難しいです。
実戦練習をする場合、就活生役と面接官役に分かれますが、もちろんあなたが「就活生役」をするわけですから、「面接官役」をするのはあなたを手伝ってくれる周りの人です。
しかし、面接官役の人は、面接をある程度熟知しており、慣れている必要があります。
よく意図のわからない質問が飛んできては、実戦練習の意味がありません。
そういった点から、キャリアアドバイザーに面接官役をしてもらうことを強くおすすめします。
キャリアアドバイザーに実戦練習の面接官役をしてもらうのにおすすめなのが「キャリアチケット」です。
キャリアチケットについてもっと詳しく知りたいあなたは「【キャリアチケットの評判】概要・特徴・実績・利用者の口コミなどを徹底調査」をご覧ください。
これらの就活支援サービスでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが無料で面接の実戦練習をしてくれます。
緊張するからいやだな・・・
やめとこ。
本番はもっと緊張します。
やらないと本当に後悔しますよ!
私はこのサービスを利用しませんでした。
なぜなら、知らなかったからです。
もし就活生のときに知っていれば、本番で数をこなす必要なんてなかったのにと、後悔しています。
面接は、数をこなせばこなすほど上達しますが、逆を言うと、数をこなさなければ上達しません。
私のように、実戦でしか経験を積まずに後悔する人を増やしたくありませんので、絶対に無料の支援サービスを利用してください!
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面接のフィーズ・形式別対策
面接の形式・フェーズ別対策について解説します。
まずは、面接の形式別対策からです。
面接の形式別対策
代表的な面接はこれら4つです。
個人面接
個人面接とは、あなた1人に対して、面接官は1~3人で実施される面接です。
面接の空気にのまれずに、あなたのペースで進められるかがカギになります。
対策としては、「面接対策のやり方」を行えば大丈夫です。
youtubeなどで動画を見てみることもおすすめです。
集団面接
集団面接とは、あなたとあなたのほかに数人の就活生(2~3人)に対して、面接官は1~3人で実施される面接です。
個人面接と違うところは、1人あたりの対話時間が短くなってしまうところです。
なので、個人面接よりも、質問に対して端的にかつ論理的に答えることが求められます。
また、他の就活生もいるため、個人面接よりも緊張するかもしれません。
対策としては、答える順序が決まっていない場合、最初に発言することがおすすめです。
最初に発言することで、話す内容の重複を避けることができます。
さらに、他の就活生の話に耳を傾ける余裕もできます。
他の就活生の話と絡めて話すことができれば、余裕をもって周りを見ることができていると、面接官から評価されることもあります。
集団面接では、「端的かつ論理的に」ということと「初めに発言する」ということを意識しましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションでは、選考を受けている他の就活生と、与えられたテーマやルールに沿って議論を行う面接です。
グループディスカッションでは、グループへの貢献度がみられます。
協調性・リーダーシップ・論理的思考など、様々なチェックポイントがありますが、対策としては、「初めに発言をする」「方向性を決める」「アイデアをだす」「論点のずれを訂正する」ことに徹してください。
チームの輪を乱さずに、多く発言して、きちんとチームに貢献すれば大丈夫です。
プレゼンテーション
プレゼンテーションとは、その名の通り、企業側に与えられたテーマでプレゼンテーションを行う面接です。
プレゼンの内容だけでなく、話し方や立ち振る舞いなど細かくチェックされますので、事前の準備がカギになります。
面接のフェーズ別対策
大体の企業の面接は、これら3つフェーズで構成されています。
一次面接
一次面接では、主にあなたの過去から現在について問われます。
具体的には、ガクチカや自己PR、志望動機など、あなたの人柄や価値観を確かめる質問がメインで問われます。
優秀な人を採るというよりかは、ダメな人を落とすといった感じです。
つまり、あなたがその企業に適しているかよりは、「普通の人間か」というところに焦点があてられます。
なので、面接でのマナーや作法、ファーストインプレッションの追求、自己分析等は怠らないようにしましょう。
一次面接の形態としては、「個人面接」・「集団面接」・「グループディスカッション」・「プレゼンテーション」などが実施されます。
基本的には「集団面接」が多いと思います。
一次面接の面接官は、おそらく若手の人事の方か実際に現場で働いている方なので、逆質問をするなら、「若手社員について」や「実際の現場での仕事について」の質問をしましょう。
二次面接
二次面接では、主にあなたの現在から未来について問われます。
一次面接で問われこともちろんそうですが、そこから「その企業でどのように活躍していくか」「入社後どのようなことがしたいか」といった質問がメインで問われます。
一次面接とは違い、ダメな人を落とすというよりかは、優秀な人を採る面接だと思ってください。
つまり、「その企業に適しているか」というところに焦点があてられます。
なので、一次面接の対策に加えて、業界・職種研究や企業研究、入社後のイメージは怠らないようにしましょう。
二次面接の形態としては、「個人面接」・「集団面接」などが実施されます。
基本的には「個人面接」が多いと思います。
二次面接の面接官は、おそらく中堅の方から管理職の方のケースが多いので、逆質問をするなら、「組織風土について」や「若手の頃との変化について」などの、視野を広げた質問をしましょう。
最終面接
最終面接は、今までの面接の総括です。
一次、二次の面接対策のすべてを再度行ってください。
質問の傾向としては、「あなたの志望度について」や「他社の選考状況について」を問われることが多いです。
なので、一次、二次の面接対策に加えて、「絶対に御社に入りたいです!」という熱意を伝えられるようにしておきましょう。
最終面接の形態としては、ほぼ確実に「個人面接」です。
最終面接の面接官は、部長や役員の方、代表取締役の方のケースが多いので、逆質問をするなら、「理念戦略について」や「事業内容について」などの、二次面接よりもさらに視野を広げた企業全体についての質問をしましょう。
絶対に気を付けたい面接のNG集
絶対にしてはいけない、面接のNG集です。
一発アウトのものもありますので、きちんとすべてに目を通して頭に入れてくださいね。
話が長い
面接は、あくまで面接官との「対話」です。
絶対に、べらべらと一人で一方的に話さないでください。
面接官:「学生時代に力を注いだことは何ですか?」
あなた:「私が学生時代に力を注いだことは、○○です。私は大学のサークルで・・・・・貴社に勤めた際には、この経験を活かし、・・・・・していきたいと思います。」
このように、エントリーシートに書いたガクチカを一方的に丸々全部話してしまう人がいますが、これをした時点で不採用確定一発アウトです。
質問に対する返答は、長くても30秒です。
面接官:「学生時代に力を注いだことは何ですか?」
あなた:「私は学生時代、〇〇に力を注ぎました。」
面接官:「なぜ〇〇に力を注いだんですか?」
あなた:「きっかけは友人に誘われたことですが、やってみるととても楽しくて、そこからどんどん熱中していきました。」
意外かもしれませんが、これでいいんです。
これができていない方が非常に多ので、絶対に気を付けましょう。
丸暗記する
丸暗記もよくありません。
くどいですが、面接はあくまで面接官との「対話」です。
発表会ではありません。
丸暗記しているとすぐにばれますので絶対に避けましょう。
質問に対する答えになっていない
あたり前ですが、面接官が聞いていることにちゃんと答えましょう。
誰が聞いても理解できるよう、論理的に答えることを意識してください。
たまに、質問に答えている間に、何を聞かれていたのか分からなくなることがあります。
それを避けるためにも、結論は先に述べ、端的に答えることを意識しましょう。
質問に対する答えの理由を話さない
端的に答えましょうとは言いましたが、端的過ぎてもだめです。
面接官:「学生時代に力を注いだことは何ですか?」
あなた:「アルバイトです。」
面接官:「・・・」
あなた:「・・・」
このように、お互いが黙ってしまう沈黙は避けましょう。
まあおそらく「なぜそれに力を注いだんですか?」と聞いてくれると思いますが、少し待ってもこの言葉が返ってこなければ、続けて理由を話しだしましょう。
身だしなみがだらしない
ファーストインプレッションはその後の評価に大きく影響します。
全く同じ内容を話している就活生で、
「髪が長くて清潔感のない就活生」や「服のしわが目立つ就活生」
よりも
「髪が短く清潔感のある就活生」や「服にしわがなく身なりの整った就活生」
の方が採用されるのは明らかです。
直前までしっかりチェックして、面接に挑みましょう。
マナーが悪い
面接は、入室する前から始まっています。
入室時のノック、挨拶、着席時のあいさつ、終了時のあいさつ、退室時のあいさつなど、ぱっと思い浮かぶだけでもこの量です。
「⑥面接のマナー・作法」はしっかりと身につけておきましょう。
話すのが速い・声が小さい
このケースも非常に多いです。
そして、自分では気づいていないケースが多いです。
話すのが速いと、面接官の理解が追い付かず、気遣い・思いやりがない、説明が下手だと思われてしまう場合があります。
また、声が小さいとそもそも聞き取れません。
面接が一次、二次と進むにつれて、面接官の年齢は上がっていき、どんどん耳が遠くなっていくので、大きな声で、はきはきと話しましょう。
否定的なことを言う
面接で否定的なことを言うと、面接官はあなたに対してマイナスのイメージを持ってしまいます。
面接という短い時間の中で、少しでもマイナスイメージを持たれることは、不採用に大きく近づきます。
できるだけ、言わなくても良いことは言わないように心掛けでください。
短所はないと言う
誰にでも長所があるように、短所がない人はいません。
短所を聞かれ、「短所はありません。」と答えてしまうと、自己分析が足りていないと判断されてしまいます。
しかし、ただ短所を答えるだけでなく、それを克服するためにどんな努力をしているのかも答える必要があります。
短所の中でも、それを克服するために、何か努力しているものを選びましょう。
もし万が一、克服しようとした短所がない場合は、克服の方法が思いつく短所を探し、克服のために今から動きましょう。
転勤できないと言う
「転勤できない」と言うのは、基本的にNGです。
まあ、あたり前ですよね。
あなただったら、能力・スキルで大差ない場合、「転勤できない人」と「転勤できる人」のどちらを採用しますか?
明らかに後者ですよね。
あなたが選考を受けようとしている企業には、あなた以外にもたくさんの就活生がエントリーします。
自分より優れていて転勤できる人はいくらでもいると考えるのが妥当です。
相当の能力・スキルを持っているなら可能性はありますが、どちらにしても「転勤できない」と答えてしまうと、不採用に近づくのは間違いありません。
どうしてもその企業の内定が欲しいのであれば、嘘でもいいので「転勤できる」と答えましょう。
第一志望だと言わない
「第一志望です。」と答えるのは建前です。
面接官も、あなたが複数の企業の面接を受けていること、第一志望ではない可能性があることは想定済みです。
「第二志望です。」「第一志望じゃないです。」「迷っています。」、これらは不採用への大きな一歩です。
先ほども述べましたが、あなたが選考を受けようとしている企業には、あなた以外にもたくさんの就活生がエントリーします。
そのほとんどの人が、「第一志望です。」と答えると思っていてください。
「第一志望ではないです。」と答える人と「第一志望です。」と答える人、採用されるのは明らかに後者ですよね。
あと、よく聞きますが「第一志望群です。」もよくないです。
内定が欲しいのであればきちんとはっきり、「第一志望です。」と答えましょう。
逆質問をしない
「何か聞きたいことはありますか?」は「何か聞いてください」です。
あなたが本当に、「その企業に興味を持っているのか」、「入社したいと思っているのか」が、逆質問をするかしないかで試されます。
必ず1つは逆質問をすることを心がけましょう。
相手の理想を追求しない
ここまでいろいろお伝えしましたが、面接で採用されるために必要なことは、「相手の理想を追求する」ことです。
「もしかしたら、ありのままの自分を採ってくれるかも…」「能力・スキルが優れていれば他はどうにでもなる!」という甘い考えは捨ててください。
内定が欲しいのであれば、相手が求めている人材を徹底的に演じましょう。
でも、ばれる嘘をつくことはやめてくださいね。笑
ご愛読ありがとうございました。